【ペルー】『 天空の城ラピュタ』のモデルといわれている空中都市「マチュピチュ遺跡」
神秘の空中都市マチュピチュ遺跡
天空の城や空中都市、失われた都市などと呼ばれている、ペルーにある「マチュピチュ遺跡」。
宮崎駿監督の『天空の城ラピュタ』のモデルといわれ、天に近い場所に位置してそうですが、標高約2,400mと意外に低く、富士山の六合目と七合目の間位の高さしかありません。
ただ、実際に遺跡に立ってみると、尖った山々に囲まれているため、実際の標高よりも高く感じます。
麓のマチュピチュ村からも遺跡は確認できませんが、シャトルバスで「マチュピチュ遺跡」に向かう途中、突如としてその姿を現してくれました。
インカ帝国の中枢だったマチュピチュ
「マチュピチュ遺跡」にはコンドルの神殿や太陽の神殿、そして最も地位の高い皇帝が暮らしていた宮殿などあり、インカ帝国で最も重要で神聖な場所であったとされています。
一説には、牢獄や拷問部屋があったとされていますが、ガイドさん談では「最も位の高い人しか住めない神聖な場所、そんな神聖な場所に罪人などの投獄場所は無い」とのことでした。
また、遺跡自体がコンドルの形をしているという説も、遺跡自体が未だ発掘途中なので全貌が姿を現さない限りは謎のままだとか。
マチュピチュを見守るワイナピチュ
「マチュピチュ(老いた峰)」の隣には「ワイナピチュ(若い峰)」がそびえ、その山頂からマチュピチュ遺跡の監視をしていたといわれ、ワイナピチュの山頂からはマチュピチュ遺跡の全貌が見られます。
ワイナピチュの山頂へは標高250mの絶壁を登りますが、遺跡の保護のためストック(杖)の使用も禁止されているので結構大変です。
1時間半強のトレッキングで山頂にたどり着くと、配下には雲海が広がっていて、遺跡は雲の下に隠れていました。
少し山頂で休憩をしていると雲が晴れ遺跡の全貌が出現。まさに神秘の空中都市でした。
世界屈指のパワーポイント
マチュピチュ遺跡は世界屈指のパワーポイントといわれるだけあって、遺跡散策はとっても気持ちが落ち着きすごいエネルギーを感じました。
観光客の中には横たわり全身にパワーをチャージしている人もいました。
すごく気持ち良さそうでうらやましかったです。
次回訪れた際には、遺跡観光もいいですが、マチュピチュ遺跡から見える景色をゆっくり眺めながら、パワーチャージが夢です。
日本からペルーまでの移動時間は丸一日。さらにマチュピチュ村までも遠いですが、もう一度訪れたい場所でした。
マチュピチュ遺跡までのアクセス
ペルーの首都リマから飛行機でクスコへ行き、クスコのサン・ペドロ駅から「ハイラム・ビンガム・トレイン」で約4時間でマチュピチュ村へ。そこからはシャトルバスで遺跡へ向かいます。
まめ知識
マチュピチュ遺跡はその佇まいから、宮崎駿監督の『天空の城ラピュタ』のモデルとなった都市といわれていますが、実際に宮崎駿監督がモデルとしてのはイギリスのウェールズ地方で、天空浮かぶラピュタ城はウェールズ地方にあるコンフィ城やポウィス城からイメージされたものらしいです。
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