【スペイン】画家「エル・グレコ」が愛した街並が残る「古都・トレド」
世界遺産・トレドの旧市街
古き良き中世時代の街並が残る「トレドの旧市街」は、タホ川に囲まれた要塞都市。
トレド駅からタホ川に架かるアルカンタラ橋を渡るとソコトベール広場に。
広場には観光者向けのインフォメーションや、観光列車「ソコトレン」が定期的に発車しています。
街の中央部分にあるフランス・ゴシック様式のカテドラルから、細い石畳の道が迷路のように入り組んでいるトレドの街は、カテドラルの塔を目印に、街散策をするとわかりやすいですが、中心部を外れると見えなくなってしまうため方向音痴の方は要注意。
サント・トメ教会と「マサハン」
エル・グレコの傑作といわれる『オルガス伯爵の埋葬』が展示されている「サント・トメ教会」の、
「マサパン(マジパン)」は13世紀から変わらないレシピのまま、現在も修道女の方々が手作りしています。
アーモンドの粉と砂糖でできているマサハンはスペインではポピュラーな焼き菓子ですが、「サント・トメ教会」のマサハンはスペインの中でも人気が高いそうです。
ソコトベール広場付近にも支店もあるので、観光後にゆっくりとショッピングできます。
観光列車「ソコトレン」
ソコトベール広場から出ている「ソコトレン」は列車型の観光ミニバスで、広場付近にあるインフォメーションでしチケットを購入して乗車しますが、人気が高いため席の奪い合いはかなりのものでした…。
観光客を乗せた「ソコトレン」は、ゆっくりとトレドの街を一周してくれます。
タホ川を挟んだ高台からは、トレドの旧市街の街並が一望でき、その景色は「スペインに一日しかいないのなら、迷わずトレドへ行け」といわれるほどの景色が楽しめます。
トレドの街並を愛した芸術家「エル・グレコ」
トレドの街並を愛した巨匠「エル・グレコ」が暮らしていたといわれる付近に建つ、「エル・グレコの家」にはグレコの傑作といわれる『トレドの景色と地図』が展示されています。
『トレドの景色と地図』には上空から観たトレドの街並が描かれているので、トレドまで足を伸ばしたのなら、川向いの高台からの景色と合わせて、ぜひ訪れてほしい観光スポットです。
アクセス
マドリッドのアトーチャ駅からスペインが誇る高速列車「AVE」で約35分。または、南バスターミナルから発車しているバスで約1時間15分。
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